家づくりの現実

「昔は1500万円〜2000万円ぐらいが住宅ローンの相場だったけど、
この頃は、●●市だと4000万円ぐらい借りるのが当たり前になってますね。
年収の5倍ぐらいと言われていた融資の限度額も
下手をすれば7倍ぐらいまで貸すこともあります。」

先日、とある銀行の方からこのようなお話をお聞きしたのですが、
確かに原材料費高騰の影響もあって
どんどん値上がりする家の価格を考えると、
土地から買って家を建てる方は、
自己資金がなければそれぐらいの借り入れになってしまうのかもしれません。

しかし個人的には、たとえ共働き世帯だったとしても、
会社勤めである方たちにはこの予算設定はオススメ出来ません。
返済していくだけで精一杯の状態になる可能性がかなり高いからです。

例えば、4000万円のうち3000万円をベタ払いで、
1000万円を年2回のボーナス払いにし、
35年返済で1.4%の固定金利で銀行から借り入れしたとしましょう。

この場合、毎月の返済は90,392円となり、
年2回のボーナス返済は181,193円となるのですが、
仮に現在の家賃が70,000円だとしたら、
出費が今よりも20,000円も上がってしまうことになります。

また、賃貸では火災保険を自分の家財にのみに掛けておけば良かったのですが、
家を持つと建物本体にも火災保険を掛けることになるし、
それにプラスして賃貸の時は必要なかった
固定資産税を毎年払わなければいけません。
(●●市はこれに上乗せして都市計画税も)

さらに、家をいい状態で維持していくためには、
定期的に家のメンテナンスをしないといけないのですが、
そのための費用も今のうちからコツコツと積み立てていかないといけないし、
同時に、やがて老朽化し入れ替えが必要となる
水回りの工事費用も積み立てていっておくべきです。

そしてこれらを合計すると、
毎月約20,000円〜25,000円ぐらいは必要となってくるわけですが、
さて、現在暮らしよりも一気に40,000円〜45,000円も
負担が上がるとしたらいかがですか?


ボーナスはずっとあるのか?


そして私が一番懸念するのは、
「ボーナスがずっとあるのか」というところです。
ボーナスというのは
給料と違い企業の業績に応じて支払われるものであるため、
今後35年間良い業績がずっと続くかどうかなんて
現時点では誰にも分かりませんからね。

そして、仮にボーナスがなくなるという事態が起こってしまった時は、
(業績悪化や転職といった要因によって)
年2回分のボーナス上積み分を毎月除けていかないといけなくなります。

となると、さらに毎月の負担が高くなり、
とてもじゃないけど家族で旅行に行く余裕なんて
全くなくなってしまうのではないでしょうか。


贅沢な暮らしを諦める覚悟


これは銀行の方が話していたことで私も同感なのですが、
家にこれだけのお金をかけるつもりなのであれば、
家以外のことを「ずいぶんと我慢して暮らす覚悟」が必要だと思います。
つまり、贅沢はしないということです。

例えば、外国車や高級車といったいわゆるいい車は絶対に買わないとか、
基本的には外食には行かないとか、
旅行に行くのは年1回にしてその旅行も泊まりでは行かないとか、
あるいは行き先を飛行機に乗らなくて良い場所にするとか、
時計やバイクのほか、お金がかかる趣味は全て諦める、といった感じですね。

理由は、子供たちを育てていくためには想像以上にお金がかかるから、
そして、今後は天引きが増えるため、
よほど給料が上がらない限りは確実に手取り金額が減っていくから、
でも、そんな中でも老後に向けて積立もしていかないといけないから、です。
(年金はなくならないにしても支給が遅れたり減ることになるからです)

これから35年間、つまり住宅ローンに縛られている間、
ずっとそれでも我慢出来ると断言出来るのであれば、
家に全身全霊を捧げてもいいと思います。

しかし、それはちょっと嫌だなーとお考えだとしたら、
家づくりの予算をもっと現実的に考えるべきだし、
もっと踏み込んで言うなら、
家づくりの予算を計画する前にこれから必要となるコストを知り、
その備えをしていくために現在の状況を見直すべきだと思っています。

家にかける予算を失敗してしまうと、
間違いなく一生かかっても取り戻すことが出来ません。
それどころか不測の事態が起こった場合、
家を手放すことになるかもしれません。

なので「みんながそうしているから」という理由だけで、
同じような選択をするのは絶対にやめていただければと思います。
家を建てることが目的ではなく、
家は家族が幸せになるための一つの手段であることを
決して忘れないでください。

図面の正しい見方 その2

家の間取りを考える時、
動線や広さばかりに気を取られがちになるのですが、
周囲の環境も同時に考えなければいけません。

というのも、
砂漠の真ん中にポツンと家を建てるわけじゃなく、
基本的に家に囲まれた環境の中で家を建てるからです。

つまり、家はその土地が持つ環境、
言い換えるなら近隣との兼ね合いを考えながら
間取りを考えるべきだということなのですが、
これを怠ってしまうと、
暮らし面や金銭面においてなんらかの支障が生じることになります。


例えば、南向きの土地では
出来るだけ全ての部屋を南向きでつくるのが一般的ですが、
ここで考えて欲しいのが、
その家で実際暮らした場合どんな風にして暮らすのかです。

まず、リビングは
道を行き交う周囲の人たちから丸見えになってしまうため、
それを防御するためにカーテンが必需品となります。
結果、リビングはまだしも
奥の方に配置されるキッチンにはほとんど光が届かないため、
日中ずっと照明なしではいられないキッチンが出来上がってしまいます。

また、リビングから続くウッドデッキも、
道路を行き交う人たちから常に丸見えの状態となりますが、
さて、こんな場所で落ち着いてバーベキューが楽しめるでしょうか?
リクライニングチェアーに座ってひなたぼっこが出来るでしょうか?
子供たちはまだしも、自分たちも水着になってプールが出来るでしょうか?

このように南向きの土地に建つ家の多くは、
プライバシー性が低くなってしまうのですが、
それと同時に防犯面も悪くなってしまいます。

1つ目の理由が、窓を見ただけで間取りがほぼ完璧に分かってしまうから。
そしてもう1つの理由が、夜、電気がついているかいないかで、
どこに誰がいるのかまで分かってしまうからです。

そんなわけで、
南向きの土地でこのような設計をしてしまった場合、
外構工事に想定外のコストをかけて、
これらを緩和するという方法を取らざるを得なくなります。
目隠し、植栽、塀を強固につくることによって。

それゆえ、計画した予算から大幅にはみ出ないようにするためにも、
また、より暮らしやすい住まいをつくるためにも
そもそも環境を配慮しながら間取りを考えるべきだ、
というわけなんですよね。


日当たりが悪い土地なのに?


そして、この南向きにリビングをつくるという当たり前は、
日当たりが悪い土地でも最悪の状況を引き起こします。
南向きに窓をつくっても前に建つ家によって光が遮断され
窓から充分な光が入ってこないからです。

さらに、この家は
前に建つ家の裏側を見ながら毎日過ごすことになるため、
違う意味でカーテンが必需品となります。
なんせ、勝手口やゴミや給湯器や室外機や汚れた壁を見ながら
過ごさないといけなくなりますからね。

それゆえ、どう考えても日当たりが悪い土地では、
前に建つ家に隣接した場所に
陽光を採り込みたいリビングなどを配置すべきではないんです。

でも現実は、常識に囚われるあまり
そして動線や広さばかりに気を取られるあまり、
こんな状況になってしまっている家がたくさんあります。

なので、家の間取りを見る時は、
その周りの環境を想像しつつ実際その家の中に立ったつもりで、
周りから自分の家がどう見えるのかまで
俯瞰しながら見るようにしていただけたらと思います。

これが出来れば、間取りに対する考え方が少し違ってくるはずですから。
ぜひ参考にして下さい。

図面の正しい見方

プリントアウトされた図面を見るということは、
上から間取りを見下す形で見るということなのですが、
この状態で間取り図と睨めっこをしていると
家のコストが上がりやすくなります。

この視点から図面を眺めていると、
なんだか部屋や収納が狭いような気がしてくるし、
収納に至っては数も足りないような気がしてくるからです。
つまり、それらの不安を解消するために
家の面積が大きくしがちになってしまうというわけです。

収納に至っては、
現時点での自分たちの持ち物を十分に把握出来ていないとなると、
なおのこと「これで大丈夫だろうか?」という不安に
頭の中が支配されてしまうでしょう。


というわけで今回は
図面の正しい見方と言いますか、
「収納」の正しい見方についてお伝えしていきたいと思います。

「とにかく収納はたくさん欲しい」というのが
多くの人に共通した要望ですが、
収納を増やしたとてそれだけで収納力が上がるわけじゃなく、
その一方でコストだけは順調に上がってしまうので、
そんな無駄なことを防止するためにも
ぜひプランへと進む前に知っておいて下さい。


床の広さは重要ではない


収納は「床」の広さだけで分量が決まるわけではなく、
「壁」の広さによっても分量に大きな違いが生じます。

例えば、幅と奥行きがどちらも91cmの収納と
幅が2倍で奥行きが半分の182cm×45.5cmの収納は
床の広さは全く同じですが、そこに置ける分量は
棚の枚数が同じ場合、単純に2倍違います。

布団以外の荷物はほぼ全てと言っていいぐらい
そんなに深い奥行きを必要としません。

もちろん、奥行きが深い収納も
前後2列に陳列すれば2倍の収納力にはなるのですが、
ここで問題になってくるのが、
前後2列に並べて荷物を置かないといけない収納は
使いやすいのかということです。

奥の荷物を取り出すために
わざわざ手前の荷物を一旦退けないといけないし、
この置き方をしていると、
奥に何を置いているのか分からなくなりやすいでしょう。

そんなわけで、収納は管理しやすくつくるというのが鉄則であり、
そのためには奥行きよりも棚の長さに重点を置いて考えるべきなのですが、
コストを無駄に上げることなくそれを実現する最良の方法が、
「壁」の数を最大化するということなんです。

なので、図面を見る時は収納が一体どれだけの広さなのかではなく、
一体どれだけの壁があるのかに着眼していただけたらと思います。


回遊動線のメリットとデメリット


また、収納の分量が気になる方がやらない方がいいのが回遊動線です。
玄関からリビングダイニングキッチンに直接行けると同時に、
収納~脱衣~洗面を通してリビングダイニングキッチンに行けるようにした
いわゆるグルグルと家の中が回れる動線のことです。

理由は、収納を通り抜けることが出来るということは、
イコール収納の中に通路が出来てしまうからです。

つまり、収納の中の壁量がそれだけでガクンと減ってしまい、
通り抜け出来ない場合の半分以下の収納力になってしまうということです。
その上、ドアの数が1枚増えるし、スイッチの数も1つ増えるため、
コストは上がってしまいます。

洗面や脱衣に関しても、
通り抜けにすれば入り口が2ヶ所になってしまうため、
ドアとドアがかち合う可能性が高くなり使いにくくなるかもしれないし、
これを避けようとしたら余分な廊下を増やさざるを得なくなり、
無駄にコストが上がってしまうだけです。

なので、インスタや見学会などで回遊動線や通り抜け動線を見て、
その利便性の良さに憧れを抱くかもしれませんが、
「陽」の部分だけじゃなくその裏に隠れた「陰」の部分にも
目を向けられるようにしておいてもらえたらと思います。

この見方が出来るようになれば、
収納に対する不安を解消するために
無駄に収納を広げる必要がないことが分かるし、
他の部分にも応用すれば、
無駄なコストをガンガン削ることが出来るようになるので、
ぜひ覚えておいて下さい!

快適な室内に欠かせない3つの工夫

家の中の急激な温度差によって
血圧が大きく変動することで心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすことを
「ヒートショック」と言いますが、
これによって命を失う方の数は交通事故の3倍以上だと言われています。

実際、今でも一軒家で暮らす多くの家庭が、
冬にお風呂に入るとなれば極寒の脱衣室でブルブル震えながら服を脱ぎ、
一目散で暖かい湯船に飛び込み冷えた体を温めていると思いますが、
これから家を建てるあなたは、
そんな暮らしとは無縁の快適な暮らしを送りたいですよね?


では今回は、そんな快適な住まいをつくるためには
どうしたらいいのかについてお伝えしていきたいと思います。

3つあるのですが、
お施主様の理解なしでは3つ全てを網羅出来ないので、
ぜひこの機会に覚えておいていただければ幸いです。


家の断熱性と気密性を強化する!


快適な住まいをつくる上で
まず基本となるのが断熱と気密の強化です。

断熱を強化する理由は、
外気の影響を受けにくくするためです。
暑い夏は外から入ってくる熱を防ぐことで、
寒い冬は外から入ってくる冷気を防ぐこと、
という感じでしょうか。

そして、気密を強化する理由は、
空気が外へ逃げていくのを防ぐためです。
暑い夏は冷房で冷えた空気を外に逃さないことで、
寒い冬は暖房で暖まった空気を外に逃さないこと、
という感じでしょうか。

この2つを強化すれば、家全体に空気が流れやすくなり
家の中の温度差を最小化出来るため、
昔の家のように脱衣や風呂が激寒になることも激暑になることもない、
というわけです。

今やこれらは当たり前となっているのですが、
とはいえ、実際はこれだけでは充分だとは言えなくて、
これに付加して間取り面でも工夫が必要となります。


廊下をなくす!


まず、1つ目の間取りの工夫がこれです。
廊下が出来ると廊下が空気を遮断してしまうし、
実際、昔のお家が寒かったのは、断熱と気密の悪さもありますが、
それと同時に無駄に廊下がたくさんあったからです。
言い換えるなら、廊下が断熱材的な役割を果たしていたというわけです。

廊下に通じるドアを開けっ放しにしていたら、
なんとなく空気が逃げているような気がしてしまうため、
反射的に閉めてしまいます。
ゆえ、断熱と気密の強化と共に廊下をなくす設計をすることも、
快適な住まいをつくるためには欠かせない要素だというわけです。

廊下をなくせばその分床面積が小さくなり家のコストを抑えられるし、
ドアの本数やスイッチの数も減らすことが出来るので
さらにコストカット出来ます。

また、空気の分断を防ぐためには、
平屋が建てられるのであれば2階建てではなく平屋にすべきです。
2階建てになれば、階段によって上下階の空気が分断されてしまうからです。
かつ、2階建ての場合、廊下も多く出来やすいからです。

以上のような理由から、
弊社では「廊下のない平屋」を提案の基本としているわけです。


水回りも日が当たる場所に!



そしてもう1つの間取りの工夫がこれです。
ほとんどのお家が脱衣場やお風呂を北に配置しているのですが、
これこそが脱衣場やお風呂を寒くしている最大の原因ではないでしょうか。

最近は、共働きが常識化していることもあってか、
室内干しをしたいという奥さんが急激に増えています。

そんなわけで、基本的には日光が射し込む場所に
洗面や脱衣場をつくるようにしているのですが、
こうすることによって水回り特有のジメジメ感もなくなり、
カラッとした状態を保ちやすくなるし、
明るくて清々しい場所で身支度することも出来ます。

カラッとした脱衣になれば、
脱衣室にフェイスタオルやバスタオルはもちろん、
下着やちょっとした着替えまで置けるようになります。

いかがでしたか?
間取り面での2つの工夫は意外だったかもしれませんが、
「言われてみると確かにそうだなー」という感じじゃありませんか?

というわけで、若干非常識ではあるかもしれませんが、
より快適な住まいにするためにはこんな方法もあるんだよ、
ということをぜひ覚えておいていただけたらと思います。

当たり前から外れる勇気

前々回お伝えしたように
住みやすさや使いやすさは家の大きさに比例しないため、
少しでもコストを抑えるためにも
家のサイズは最小限にとどめるのがベストだというのが個人的な意見です。

また、これからの長い人生の中で、
夫婦2人だけで暮らす時間の方が圧倒的に長いと考えると、
2人の手に余るサイズの家を持てばその分維持管理も大変だし、
それにかかるコストも増えるので、
その観点からしても目先のことばかりに囚われず、
先々まで考えた上で家の大きさを決めるべきではないでしょうか?

とまあ、これが弊社の基本的な家に対するスタンスであり、
私自身は心底そうすべきだと思っているのですが、
家は30坪あるのが普通だという先入観と
みんなと同じであることの安心感から、
この考え方に足を突っ込めない方も結構いらっしゃるのではないでしょうか。
家が小さくなるほど坪単価も上がってしまいますしね。

そんなこんなで今回は、家の価格についての正しい考え方と、
みんなと同じは実は間違っていることが多い
という話をしていきたいと思います。


坪単価<総額


坪単価は家が大きくなれば必然的に安くなり、
逆に家が小さくなれば必然的に高くなります。
また、使う材料によって違ってくるのはもちろん、
同じ材料を使い同じ面積で建てたとしても、
家の形や土地の形によって違ってきます。

なので、坪単価というものは、
価格を判断するには決して適切なものではなく、
それどころか、そこにこだわるとただただ大きな家を建てることになり、
家の総額は高くなるわ、固定資産税も高くなるわ、電気代も高くなるわ、
メンテ費用やリフォーム費用も高くなるわ、
とお金のかかる家になってしまいます。

例えるなら、
坪単価70万円の35坪の家と坪単価80万円の25坪の家では、
後者の方が坪単価は10万円も高いけど、
総額は450万円も安いといった感じです。

そして、この違いは毎月の返済に直すと15,000円ほど違ってくるのですが、
仮に、これをずっと銀行に貯金していったとしたら、
35年後、手元に残るお金は630万円も違うし、
仮に、これを銀行貯金ではなく長期積立投資に回し続けたとしたら、
35年後、手元に残るお金は、
630万円の2倍どころか3倍ぐらい違ってくるかもしれません。
ゆえ、個人的には少しでも家にかける費用を減らし、
そのお金を積立に回して欲しいと思っているというわけです。

家を持つことは幸せなことですが、
その幸せは、必ずしもかけたお金に比例するわけじゃないし、
自由や安心感を手に入れるためには、
お金に余裕があることが絶対条件だからです。


みんなと同じ安心感が失敗の素


そして、もう1つお伝えしたいことが、
みんなと同じという安心感は
自由や安心感を手放す大きな原因になるということです。
つまり、この安心感が家の浪費につながり、
あなたの元からお金の余裕を奪ってしまうということです。

例えば、周りの友達が建てている家が
35坪ぐらいが普通だったとして、
建築費用に3000万円かけているのが普通だったとしても、
それと同じ選択をすることによって
あなたの家計が苦しくなりそうだとしたら、
その選択はどう考えても間違っています。

それゆえ、友達に劣ったような気持ちになるかもしないし、
恥ずかしいという気持ちになるかもしれないし、
あるいは、もっと大きな家にした方がいいと親から言われ
迷うかもしれませんが、
そんな感情よりもあなたにとってベストな予算と
ベストな家づくりの計画を立てることを一番に考えるべきです。

優先すべきは「家族の幸せと心の豊かさ」であり、
現実的に考えるとそれを実現するためには、
お金にゆとりがあることは絶対に外せない条件だと思います。

というわけで、ぜひ前々回の記事も合わせて読んでいただき、
正しい家づくりの選択をしてもらえたらと思います。
当たり前は、誰かにとって都合がいいルールであることが多いので、
当たり前から外れる勇気さえ持てればきっと成功への道が開けます!

合理的な土地探し

土地探しは、土地にかける予算とどんな家を建てたいかを
ある程度明確にしてから始めるのが理想的です。

というのも、この2つを分かっていないと、
価格が高過ぎる土地や面積が広過ぎる土地を選んでしまう可能性が高くなり、
家に充分な予算がかけられなくなるか、
あるいは、家も妥協出来ないとなると銀行からの借り入れが増えることとなり、
家計にゆとりがなくなる可能性が高くなってしまうからです。

なので、土地を買わないといけない方は、
まずは「資金計画」を行い土地と家の予算をそれぞれ明確に出してから
土地を探し始めることをオススメしています。

では、土地の予算を明確に出してないまま
土地探しをした場合どんなことになりやすいのか、
今回は一緒に考えていきたいと思います。


日当たりがいい土地がいい


土地を買うなら「日当たりが良い土地がいい」
家を建てるほとんどの方がそう思い、
誰もが自分が住みたい地域で、
日当たりが良い土地に絞って土地を探します。

しかし、日当たりが良い土地は、
そうじゃない土地よりも高めに価格が設定されているため、
そこに固執してしまうと、
ほぼ確実に土地に多額の予算を注ぎ込むことになります。

では仮に、
あなたが本来土地に使える予算の上限が600万円なのに、
その2倍の1200万円の土地を買ってしまったら一体どうなるでしょうか?

イメージとしては、
本当は坪12万円ぐらいで50坪ぐらいの土地を買うべきなのに、
坪20万円する土地を広めが良いからと60坪も買ってしまった場合です。

この場合、これだけで毎月の返済額が20,000円ほど変わってきます。
35年間合計すると840万円手元に残るお金が違うということですね。
(この浮いた20,000円を35年間ずっと積立投資していったとしたら、
840万円どころか、この2倍も3倍も手元に残るお金が違ってきます)

いかがですか?
土地の選び方によってずいぶんと違ってくるのを
ご理解いただけたのではないでしょうか。

ただ、ここで心配なのが、
日当たりがいい土地を買わないと家に影響があるのではないか
ということですよね?

しかし、この問題に関しても実は全く心配することはありません。
そもそも、家の設計は土地に合わせてするものだからです。
つまり、日当たりが悪ければ悪いなりの光の採り方が出来るのが
自由設計だということです。

そんなわけで、
土地の日当たりにそこまでこだわることなく
土地選びをしていただけたらと思います。


ちょっとでも広い土地がいい


予算をわかっていないまま土地探しをしてしまった場合、
やってしまう2つ目のことが広い土地を買ってしまうことです。
ゆったりとした庭が欲しいとか、
家庭菜園がしたいという憧れに頭の中が支配されちゃいますからね。

しかし、これも日当たりいい土地同様に、
金銭的な苦難に陥りやすくなってしまいます。
土地が広くなったことにより、土地代はもちろん
外構工事費用も高くなるし固定資産税も高くなるからです。

では、あなたが建てたい家を
建てるには60坪もあれば充分だとして、
100坪も買ってしまったら一体どうなってしまうのでしょうか?

まず土地代が12万円だとしたら、
40坪余分に買ったことによって480万円予算が増えますよね。
外構代に関しても、価格が坪当たり2.5万円必要だとしたら、
これだけで100万円工事費用が高くなってしまいます。

固定資産税に関しても、
60坪を超える部分は2倍の税金が課せられるため、
その分、税金の支払い負担が大きくなります。

仮に、土地の評価を12万円だと仮定したら、
200㎡(=60坪)までは、評価が2万円なのに対し、
200㎡を超える部分は、評価が4万円になるため、
4万円×40坪×1.4%=22,400円
余分に税金を納めないといけなくなるというわけです。

そして、固定資産税は土地を持ち続ける限りずっと払うので、
仮にこの家で、これから60年住むとしたら、
合計約135万円も余分にお金を払わないといけないというわけです。

そんなわけで、まずは予算を知り、
かつ、どんな家を建てたいかを知った上で土地を探すことで、
賢く家を手に入れていただけければと思います。

小さな家の間違った思い込み

一般的に家は30坪が最低ラインで
35〜40坪ぐらいがポピュラーだと思われていますが、
個人的には25坪前後あれば充分だと思っているし、
実際、弊社では約90%の方が25坪前後の大きさで家を建てます。

というのも、25坪前後あれば
子供たち一人一人の部屋もとれるし、
ゆったりとしたLDKもつくれるし、
家族みんなで暮らすのに充分な広さが確保出来るからです。
家を小さくしたら、その分家の価格も安くなります。

そんなわけで、弊社では25坪前後という大きさが
最もポピュラーなサイズになっているのですが、
とはいえ、みんながみんな最初から
25坪前後の家を希望していたかというとそういうわけではなく、
多くの方が「35坪ぐらいの家にしたいなー」から始まり、
話をするにつれて25坪前後という広さに着地していったんです。


では、今回はコストを抑えながら
カッコ良くて最高な住み心地を誇る「平屋」を建てるために、
乗り越えるべき2つの壁についてお伝えしていきたいと思います。

言い換えるなら、この2つの壁をクリア出来れば、
人に自慢したくなる家を手に入れることが出来るので、
そうしたいなーと思っている方は読み進めていただけると幸いです。

収納が少ないんじゃない? まず1つ目の心理的な壁がこれです。 家を小さくすれば、 必然的に収納も少なくなってしまうんじゃないか と考えてしまうのが当たり前です。

しかし、家を小さくする場合でも
実は収納を減らす必要は全くありません。

例えば35坪から25坪まで縮めるとなると、
10坪(=20帖)何かを削ることになるのですが、
まず真っ先に削るのが「階段」です。
平屋にするなら階段はそもそも必要ないものです。
となると、実はこれだけで2坪(=4帖)も削ることが出来ます。

また、平屋にすればトイレも1つでいいし、
設計によって無駄な廊下もほとんど削ることが出来ます。
そして、これによってさらに2坪(=4帖)削ることが出来ます。

さらに、平屋になれば全ての部屋と収納が1階にあるため
2階建てのように余分な部屋を1階につくる必要がなくなります。
結果、部屋1室分、3坪(=6帖)を削ることが出来ます。

この他、寝室もただ寝るだけと考えるなら6帖もあれば充分だし、
子供部屋も部屋そのものは4.5帖ずつあれば充分なので、
おそらくこれらを削ることによって
3坪(=6帖)ほど小さく出来るのではないかと思います。

そして、これら全てを合わせると10坪(=20帖)削れたわけですが、
さて、この中に「収納」は含まれていたでしょうか?


住みにくいんじゃない?


そしてもう1つの心理的な壁が、
家が小さくなれば住みにくくなるのではないかということです。

しかし、これに関しても全く心配はありません。
先程お伝えしたように

まず「収納」不足に困ることもなければ、
平屋にすることによって家事時間がグンと短縮されます。
洗濯に関しては上下を行ったり来たりする必要がないし、
掃除に関してもルンバを昼間動かしていたらそれで済むからです。

また、子供部屋が1階にあることによって
子供たちに自分の部屋を活用してもらいやすくなるため、
そもそもリビングが子供のモノでごった返す可能性がグンと低くなります。
つまり、片付けもいくらか楽チンになるというわけです。

この他、弊社では「中庭」をつくることが多いのですが、
これによって明るさや開放感も高まれば
プライバシーも担保されるため格段に居心地が良くなるし、
なにより光や空を感じながら四六時中過ごすことが出来るので、
とっても癒されるし、とっても心が豊かになります。

いかがでしたか?
家を小さくしても収納不足に陥りそうだとも、
また住み心地が悪くなりそうだとも思えなかったのではないでしょうか?

というわけで、この2つの懸念点について
よりリアルにご理解いただくために
ぜひ実際に建った家を見に来ていただければと思います。

知らないことによる損失

今の時代、最良な貯蓄方法だと個人的には思っていて、
余計なお節介で色んな人に「つみたてNISA」を勧めているのですが、
実際に積立を開始するためには2つの壁を突破してもらわないといけません。

1つは、どこでやればいいかが分からないという壁。
銀行がいいのか?証券会社がいいのか?
そしてどこの会社がいいのか?ということですね。

そしてもう1つが、何を買ったらいいかが分からないという壁です。
見たことも聞いたこともないかもしれないモノの中から
買うものを選ばないといけませんからね。

そんなこんなで、その壁を突破し一歩を踏み出すことが出来るように、
必要ならば僕もお手伝いさせていただくことがあるのですが、
その際によく思うことが、
知っているか知らないかで大きな差が出てしまう、ということです。


例えば、多くの方が楽天のクレジットカードを持ち、
楽天のサイトで買い物をしていると思いますが、
では、楽天銀行の口座をお持ちかというと、
おそらく、まだそこまで多くないのではないでしょうか。

しかし、仮にあなたが楽天のクレジットカードを持ち、
それをメインで使っているとしたら、
「つみたてNISA」を始めるにあたり楽天証券で口座を開設しつつ、
同時に楽天銀行の口座も開設するとなると、
銀行の預金金利が0.1%になるので、絶対に楽天銀行で口座を開設し、
出来れば貯金の多くをこっちに移すべきだと思います。
なんせ0.1%という利率は、単純に地方銀行の100倍ですからね。
そんなわけで、ただ単に
クレジットカードのポイントを運用するだけじゃなく
証券口座と銀行口座を同時に開設し、
「つみたてNISA」と預金もやっていただくことをオススメします。
楽天の場合は、ポイントを積立投資に使うことも出来ますしね、

「知らない=損失」である事実 このように知っているか知らないかで、 機会損失を起こしていることが度々あるのですが、 こと家づくりにおいても、 知らないことがあなたに損失をもたらすことが結構あります。 例えば、太陽光発電。 これを売電収入だけに目を向けていたのでは、 全く設置する気になれないと思いますが、 電力会社から買う金額を知っていれば、 設置しないという選択は一瞬で消え去ります。 また、家庭で消費する電力の中で、 エアコンをはじめとした冷暖房機器の割合が いかに少ないかという真実をあらかじめ知っていれば、 過度なスペックアップはしつつも太陽光は設置しないという選択肢が いかに愚かなものかお分かりいただけると思います。 さらに、今の社会の流れを知っていれば、 電気料金は今後も確実に上がり続けていくことが分かるでしょうし、 家計の負担を減らすためには、太陽光の設置が必至であるのは 火を見るよりも明らかなことだと思います。 住宅ローンに関しても、充分な知識がないままに、 不動産屋やハウスメーカー、銀行の言いなりに選ぶべきではありません。 もちろん、そうじゃない場合もありますが、 多くの場合、あなたのためにではなく、 向こうにとって都合がいいものを勧められることが多いからです。 また、ただ金利が安いだけで住宅ローンを選ぶ方もありますが、 その仕組みを知らなければ、 結果的に数百万円余分に利息を支払うことになってしまう なんてことも十分あり得ます。 そして、先程の電気料金と住宅ローン金利を合わせただけで、 1000万円ぐらい手元に残る資金に差が生まれるなんてことになりかねません。 というわけなので、 世の中には知らないことで多大な損失をもたらすことがたくさんあるので、 家づくりに関しても、またお金のことに関しても それなりに勉強した上で取り組んでいただけたらと思います。

トータルバランス

土地から買って家を建てるとなると、
4000万円〜4500万円ぐらいの予算になる方が多いと思いますが、
自己資金がたくさん準備出来るなら、無職になった場合でも
向こう半年は暮らしてけるぐらいのお金だけを手元に残し、
残り全てを頭金として入れることをオススメします。

仮に、家づくりの総予算が4000万円で、
あなたの貯金総額が500万円、親からの援助が500万円、
毎月の総出費が25万円だとしたら、
500万円+500万円-(25万円×6ヶ月)=850万円を
頭金として入れることによって
銀行からの借り入れを3250万円にした方がいいというわけですね。

理由は、借り入れが小さくなればその分毎月の返済負担が小さくなり、
フローのお金が出来るからであり、
このフローのお金を積立投資に回すことが出来るからです。
なんせ、お金は現金のまま手元の残しておいても1円も増えないし、
銀行に貯金していても全く増えません。

とはいえ、これだけの自己資金を準備するのは
かなり難しいのが現実だと思います。
なので、今回は自己資金がほとんど準備出来ない方や
全く準備出来ない方はどうするべきか?
お伝えしていきたいと思います。

該当していない方も、
前向きに取り組んだほうがいいことだと思うので、
ぜひ最後までお付き合い下さい。


とにかく毎月のフローを増やす


自己資金が少ない場合、
必然的に銀行からの借入れが増えることになり
毎月の返済が上がってしまうのですが、
そんな中でもしっかりと積立投資はやっていくべきです。
借金が多くなればなるほどお金に対する不安も増えるだろうし、
お金に対する不安を唯一掻き消すことが出来る手段が積立投資だからです。

なので、借り入れが4000万円を超える方は
金利が割高な固定金利ではなく、
金利が割安な変動金利を選び毎月の返済を少しでも小さくしてください。

しかし、これだけでは積立投資の額がまだまだ不十分だと思うので、
同じタイミングでやって欲しいことが、
今入っている生命保険(学資・医療含む)全ての見直しです。

簡潔に理由を詳述べると、
生命保険がいらなくなる理由は、
住宅ローンを借りると掛け捨ての定期保険が引っついてくるからで、
学資保険がいらない理由は、昔のようにお金が増えないからで、
医療保険がいらない理由は、そもそも医療が3割負担な上、
高額療養費制度を使えば治療費がそこまでかからないからです。

そんなこんなで、
最低限の医療(ガン)保険のみを残し
あとは全て見直してもいいというのが僕の考え方です。
そして、見直すことによって出来たお金を全て積立投資に回して下さい。

続いてやって欲しいことが、
車にかけるお金を出来るだけ減らすことです。
車に関しては、ほぼ全ての車種が
買った瞬間から価値が目減りしていくからです。

ゆえ、車は毎月の負担が少しでも小さくなるように
出来るだけ価格の安い車にするか、
あるいはリセールバリューの高い車(買った値段より高く売れる車)を
選ぶようにしてもらえたらと思います。

というわけで、
以上の3つ(金利・保険・車)の選び方を間違えないようにし、
浮いた資金を全て長期積立投資に回していただければと思います。


そもそも論


そして最後に、そもそも論として
家づくりにかける予算を出来るだけ減らすようにして下さい。
諸経費を削減するのは難しいにしても、
土地にかけるお金、家にかけるお金、外構にかけるお金、
この3つは、やり方によってはそれなりに削減出来るからです。

とはいえ、家づくりの予算の削減は、
先程申し上げた金利の選択や保険・車の見直しに比べると
はるかに難しいのが現実です。
また、コストの削り方を間違えると、
居住性が悪くなるという最悪の事態を招くことだって十分あり得ます。

なので、思い立ったらすぐに家づくり始めるのではなく、
また、周りがこうしているからと自分も同じようにするのでもなく、
まずは自らの予算を知り、その予算の中でどうすべきなのかを理解した上で
家づくりを進めていただければと思います。

変動金利と3つの条件

毎月の返済額を70,000円とした場合、
金利が0.6%の変動金利だと2651万円借りることが出来ますが、
金利が1.2%の固定金利だと2399万円しか借りることが出来ません。

つまり、変動金利と固定金利では、
借りられる額が252万円も違ってくるのですが、
これに加えて固定金利は、
銀行に融資手数料という余分な手数料も最初に払わないといけないので、
さらに50万円ほど家づくりにかけられる予算が減ることになります。

ゆえ、毎月の返済負担を上げることなく固定金利を選ぶためには、
家づくりにかける予算を圧縮しなければいけません。

とまあ、これが固定金利を選ぶ場合の基本的なセオリーなのですが、
どっこい現実はというと、
そう簡単には300万円も予算を減らすことが出来ないという方が
ほとんどではないでしょうか。

なので、今回はこの場合のように
仮に300万円思っていたよりも予算オーバーしてしまった時、
どうすればいいのかについて個人的な意見を述べていきたいと思います。


固定金利にする?変動金利にする?


この場合、毎月の返済は上がるけど
ずっと返済が変わらない固定金利を選ぶか、
あるいは、途中で返済が上がってしまうかもしれないけど、
とりあえずは予定通りの返済額となる
変動金利を選ぶかの選択をすることになります。

固定にした場合、
ざっと1万円ぐらい返済が上がってしまうことになるという感じです。

さて、あなたならどちらを選択されるでしょうか?
安定・安心を優先するか?はたまた目先の返済額を優先するか?

この場合、僕は固定金利よりも変動金利をオススメします。
理由は簡単。
固定にしてしまうと毎月の負担が増えることになり、
その分積立投資にお金が回せなくなってしまうからです。
銀行の利息よりも長期積立投資によって増えるお金の方が、
少なく見積もったとしても利率が高いです。

そんなこんなで個人的には、
あくまで積立投資を優先して欲しいと思っている次第です。
もちろん「つみたてNISA」や「iDeCo」といった
国が推奨する制度を利用しつつです。


変動金利の2つの心得


では、変動金利を選ぶことを前提とした場合、
どんなことに注意しておけばいいのかについて、
ここからはお伝えしていきたいと思います。

まず1つ目が、
金利の見直し時点で必ず銀行と金利の交渉をすることです。
地方銀行が取り扱う当初期間固定型の住宅ローンは、
たとえ市場の金利水準が今と変わってなかったとしても、
金利の見直し時点では必ず金利が上がってしまうからです。
なので、金利見直しのタイミングで
銀行と交渉しないといけないということを忘れず覚えておいて下さい。

そして、もう1つが常に健康管理に気を付けることです。
理由は、金利見直しのタイミングで運悪く銀行との交渉が折り合わない場合、
他の銀行に借り換えするという選択肢をとることになるかもしれないからです。

つまり、再び住宅ローンを借りるにあたり、
団体信用生命保険という掛け捨ての定期保険に加入しなければいけないから
健康に注意しといてくださいね、というわけです。

大病を患ってしまっていたら、
入りたくても入ることが出来ないかもしれないし、
あるいは、入ることは出来ても
金利アップの条件付きになってしまうかもしれません。

いかがでしたか?

個人的には、家づくりの予算を少しでも落とし、
固定金利を選べるようにした方が、
ローンや健康管理のことを過度に気にしながら暮らさなくて良くなるので
絶対にいいと思っているのですが、
仮に変動金利を選ばざるを得なくなったとしても、
以上の3つ(積立投資・銀行交渉・健康管理)さえ心得ておけば
別段何の問題もないと思っています。

とはいえ、金利が安い変動金利を選んだにもかかわらず
積立投資が出来なくなる予算で家づくりをするのは99.99%間違っているので、
家づくりの予算設定だけは絶対にミスらないように
気を付けて資金計画を行ってもらえたらと思います。