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2025.06.11

見落としがちな隠れ費用

あなたが平屋を建てたいとしたら、でも少しでも予算を抑えながら建てたいとお考えだとしたら、

A:坪単価15万円の60坪の土地

B:坪単価5万円だけど120坪ある土地

どちらも立地的に申し分ない場合、この2つのどちらを選ぶでしょうか?

さて今回は、土地の隠れた経費についてお伝えしていきたいと思います。

土地の隠れた経費は家の予算を大きく狂わせるし、その後の暮らしにも響いてくる可能性もあるのでぜひ覚えておいてください。

この場合、

Aなら土地代に900万円、

Bなら土地代に600万円、

ということになるのですが、土地は土地代だけで買えるものではなく土地ごとに完成度にムラがあり、その穴を埋めるためにその土地に応じて様々な工事が必要となります。

例えば、Aの土地は給排水のための費用や、境界のための費用が発生しないのに対し、Bの土地は給排水のための費用も境界のための費用も発生するとしたら状況は違ってきます。

仮に、水道を敷地に引き込むために約50万円別途で必要となり、かつ境界をつくるために約100万円別途で必要となるとしたら、600万円の土地代に150万円が上乗せになってしまうことになります。

また60坪の土地に平屋を建てる場合、外構工事は90万円もあれば出来ますが、120坪となると土地の余白が60坪も増えることになるため、その分工事費用がかさみさらに150万円ぐらい外構工事費用が高くなってしまうかもしれません。

となると、トータルコストで考えるとどちらの土地を買っても、かかる費用はトントンということになります。

900万円+90万円=990万円

600万円+50万円+100万円+240万円=990万円

という感じです。

 

ランニングコストと維持管理にも目を向ける

そして、もう一歩踏み込んで考えていただきたいのが、ずっと維持していくためのコストです。

まず、土地を持つと必要となるのが固定資産税ですが、固定資産税は200平方メートル(約60坪)までと、それ以上とでは税金が倍違ってきます。

200平方メートルまでは、土地の評価が6分の1になるのに対し、それを超えると3分の1になってしまうからです。

そしてこの結果、一生余分な税金を払っていかざるを得なくなってしまいます。

仮に毎年20,000円固定資産税が高くなってしまうとして、今後60年生きるとしたら合計120万円高くなるということです。

また、土地を広く買ってしまうとその分土地の維持管理にも手間がかかることになります。

草抜きが大変なことはもちろんのこと、お金をかけて外構工事をすればするほどそのメンテに手間もかかれば、物によったらお金もかかることになるかもしれません。

いかがですか?

分かりやすく説明させていただくために、だいぶ極端な例にしてしまいましたが要は、土地は目に見えている費用だけで考えるのではなく、目に見えない費用にも目を向けることが大切だということなんです。

ということで、住もうと思っている地域が田舎でそもそも広い土地しかない場合は仕方ありませんが、そうじゃない場合はこういった点にも注意しながら土地選びをしてください。