コラム
2025.11.26
ズボラな人に優しい家づくり

掃除が出来るか出来ないは「結局性格によるものだ」なんて言われてしまうと元も子もありません、確かにそうなのかもしれませんが、僕や娘たちのように全く掃除が好きじゃない人からすると、楽々と掃除が出来る仕組みというかウルトラC的なものを家そのものに求めたくなるものです。そもそも散らかりにくい仕組みとか埃が溜まりにくい仕組みとか、ものが増えにくい仕組みとか、勝手に掃除してくれる仕組みとか。(これはルンバがありますね笑)そんなわけで、そんな仕組みを日々考えながらこの仕事をしているわけですが、そんなズボラな人にきっと寄与出来る工夫がいくつか存在するので、今回はそれらについてお伝えしていきたいと思います。
では、まず散らかりにくい仕組みについてからですが、これに関しては2つあります。1つ目が「子供部屋を1階につくる」そしてもう1つが「キッチン背面に広めのパントリーをつくる」です。子供部屋を2階につくっても子供が小さいうちはその部屋を使うことがないし、そもそもリビング周辺に散らかるものは子供のものばかりだからです。ゆえ、リビングから近い場所でありかつ水平移動だけで行き来出来る場所に子供部屋をつくることが、散らかりにくい家にするための最も優れた手段だと考えている次第です。キッチン背面に広めのパントリーをつくった方がいい理由は、キッチンの裏に収納があればそこに細々としたもの(食材や日用品)を全て隠すことが出来ると同時に、ペタペタと貼ってしまう冷蔵庫も見えないように出来るからです。奥さんのテリトリーであるキッチン付近にまとまって物が置ける収納があった方がなにかと使い勝手がいいでしょうし、食品のストックだけじゃなくリビングで使うような細々したものも(ハサミ・爪切り・文房具などなど)きっと管理もしやすいでしょう。
以上2つが、散らかりやすいリビングダイニングキッチンをスッキリ保ちやすくするアイデアですが、これに加えてキッチン前のカウンターになにも置けないようにすればさらにスッキリさせやすくなると思います。キッチンの手元を隠すためにつくるカウンターをものが置けるようにつくってしまうと、そこはちょうどものが置きやすい高さで仕上げることになるため自然といろんなものを置いてしまう可能性が高いし、そうなるとキッチン周辺がゴチャゴチャしてしまいますから。キッチンの背面同様にキッチンカウンターの上はリビングやダイニングから一番よく見える場所ですから。
✔️スッキリとしたおさまりにする
続いて、お伝えさせていただくのが埃が溜まりにくい仕組みについて。これに関しては埃が溜まる場所を減らすことですが、そのためにやっていることがスッキリとしたおさまりにすることです。例えば、室内ドア。一般的ドアは2mの高さのものを使いますが、そうなるとドア枠が必要となりその上に埃が溜まります。他方、天井までのドアを使えばドア枠の上に埃が溜まる心配がありません。例えば、窓。一般的に窓には窓枠設置しガラスも透明のものを使用しますが、そうなると窓枠の上に埃が溜まるしかつそこにカーテンを設置するとなると、カーテンやカーテンレールの上にも埃が溜まります。他方、窓枠をなくせば埃が溜まる場所を減らせるし、かつ、曇りガラスを使用したり窓の設置する高さを工夫すれば、カーテンやカーテンレールを設置しなくてよくなるため、さらに埃掃除の手間が省けます。例えば、ニッチ(飾り棚)。ニッチをつくればそこになにかを飾ることが出来、空間を彩ってくれるのですが、そこにも埃は溜まるしなにかを置いているため掃除がしにくいという難点があるのもまた一つの事実です。ゆえに掃除の手間を増やしたくないとしたらつくり過ぎには要注意です。例えば、キッチン前カウンター。先程述べたこの棚に関しては他の場所に比べて水や油によって埃が固まりやすいため、その観点からしてもものが置きにくいつくりにしておいた方が掃除の手間を減らすには大いに寄与すると考えています。 などなど。スッキリを意識していただくことが掃除の手間減につながることを覚えておいていただければと思います。この他、2階建てにすれば必ず階段が出来ますが、この階段にも埃は溜まるし(踏板の上だけじゃなく、幅木・手摺・手摺のブラケット)階段は隅々まで掃除がしにくいので、平屋にすることも埃掃除の手間を減らす隠れた秘訣だったりします。
いかがでしたか?今回はここまでにして
次回は「ものが増えにくい仕組み」について考えていきたいと思います。
