バブル予算で考えていませんか?

IMG_9888-Edit-2.jpg

おはようございます。
竹上です。

さて、今回は
家づくりの方向性とお金(予算)の関係について
お伝えしていきたいと思います。
あくまで、私の個人的な意見ですが、
しばしお付き合いいただければと思います。


ご夫婦の職業や収入によるものの
家は奥様の収入をあてにするのではなく、
ご主人の収入で払える範囲内で建てるのがベストです。

また、その際でもボーナス払いは使わずに、
ベタローンで支払える範囲内の予算に抑えるべきです。

というのも、
今回のコロナウイルスのような
不測の事態が起こった時、パートやアルバイトで
働いている方は、真っ先に仕事を失う可能性が高く、
そうなれば奥様がパートだった場合その収入を
あてにしつつ家を建てている方は、窮地に追い込まれてしまうからです。

また、企業の業績が落ち込んだ場合、
確実にボーナスがカットされ、この場合も
一気に生活が苦しくなってしまうからです。

これは余談ですが、退職金なんてちょっと前に比べたら
100万円も少ないらしいです。 なんてことだっ( ゚Д゚)

では、一体どれくらいの予算で
家づくりをすればいいのか
という話になるのですが、私は返済金額の上限が、
毎月の手取り金額の30%だと考えています。

仮に手取りが25万円だとしたら、
返済額の上限が7.5万円だし、
手取り金額が20万円だとしたら、
返済の上限が6万円ということですね。

本音で言うと、これを超えるのは
まあまあ危険だと思っているので、
住宅会社選びの1つのポイントとしてみても、良いと思います。

それはさておき、
では、これくらいの返済金額で家を建てる場合、
一体どれくらいの予算になるのでしょうか?

まず、毎月の返済額が7.5万円だとしたら、
銀行から借り入れできる金額は、
35年ローンで大体2650万円で、
30年ローンで大体2300万円です。

また、毎月の返済額が6万円だとしたら
銀行から借り入れできる金額は、
35年ローンで大体2100万円、
30年ローンで大体1850万円です。

そして、この金額にそれぞれ自己投資を足した金額が、
家づくりにかけるべき予算であるということに
なるのですが、そう考えると
現実はなかなか厳しいものですよね?

文章の一部に自己投資金の有無で方向性は変わる


ぶっちゃけ家づくりは、自己投資の有無とその度合いによって、
方向性がものすごく変わってきます。

例えば、銀行から2650万円借入しても問題はなくて、
かつ、自己資金が500万円~1000万円ほどある方なら、
それなりに立地にこだわって土地を買って家を建てることが
できますが、
銀行から借り入れしていい金額が2100万円で、
かつ、自己資金がゼロである場合の方の場合、土地を買って
家を建てるのは現実的ではなくなってしまいます。

それゆえ、まずは資金計画によって
どうするべきかの方向性を、
よく考えることが大事だし、
可能であれば、後者の場合土地を買わないという選択肢が
最も望ましいことは言うまでもありません。

とはいえ、土地がなければ
土地から買わざるを得ないのですが、
この場合土地にかける予算と、家にかける予算の
両方をかなりシビアに考えなければいけません。

つまり、住む場所や土地の広さ、
そして家の広さなどが限定されてくるというわけですね。

ちょっと極端な例を出してしまいましたが、
私はほとんどの方が、
どちらかというと前者というよりは、
後者に近いんじゃないかなと思うので、
これから家を建てようとお考えの方は、将来かなりシビアに見積もりつつ
家づくりをしていただければと思います。

そして、土地にかける予算や家にかける予算を、
市場のアタリマエに左右されることなく
自分の予算に照らし合わせつつ真剣に考えるようにしてください。

建てた後に予算の失敗に気付いても、
100%取返しがつかないのが家づくりの1番怖いところですから・・・

見落としがちな隠れ費用

K-1様邸 2-1.jpg

A:坪単価15万円の60坪の土地

B:坪単価5万円だけど120坪ある土地

どちらも立地的に申し分ない場合
あなたはどちらを選びますか?

おはようございます。
松岡です。

そりゃBでしょ!!
と思いましたか?
建築をやる前の私は多分迷わずBを選んでいます。


さて、今回は
土地の隠れた経費についてお伝えします。

土地の隠れた経費は
家の予算を大きく狂わせるし、
その後の暮らしにも響いてくる可能性もあるので
ぜひ覚えておいてください。

この場合、Aなら土地代に900万円
Bなら土地代に600万円
ということになるのですが、
土地は土地代だけで買えるものではなく、
土地ごとに完成度にムラがあり、その穴を埋めるために
その土地に応じて、様々な工事が必要となります。

「ムラ」とは・・・?
例えば、Aの土地は給排水のための費用や、
境界のための費用が発生しないのに対し、
Bの土地は給排水のための費用も、
境界のための費用も発生するとしたら
状況は変わってきますよね?

仮に、水道を敷地に引き込むために
約50万円別途で必要となり、境界をつくるために
約100万円別途で必要となるとしたら、
600万円の土地代に150万円が上乗せになってしまうことになります。

また、60坪の土地に家を建てる場合、
外構工事は90万円もあればできますが、
120坪となると土地の余白が60坪も増えるため、
その分工事費用がかさみ、さらに150万円くらい外構工事費用が
高くなってしまうかもしれません。

計算してみると・・・
A:900万円+90万円=990万円

B:600万円+50万円+100万円+240万円=990万円

安いBの土地でも、高かったAの土地でもトントンです。

ランニングコストと維持管理にも目を向ける

そして、もう一歩踏み込んで考えていただきたいのが、
ずっと維持していくためのコストです。

まず、土地を持つと必要となるのが固定資産税ですが、
固定資産税は200㎡(約60坪)までと、
それ以上とでは税金が違ってきます。

200㎡までは、土地の評価が6分の1になるのに対し、
それを超えると3分の1になってしまうからです。

倍も違ってくるんですね!!

そしてこの結果、一生多くの税金を払っていかざるを得なく
なってしまいます。

仮に毎年20,000円固定資産税が高くなってしまうとして、
今後60年生きるとしたら
合計120万円高くなるということですね。

120万円かあ~
私なら海外旅行に投資に、子供たちのために・・・
と考えちゃいます。

また、土地を広く買ってしまうと、
その分土地の維持管理にも手間がかかることになります。

除草が大変なことはもちろんのこと、
お金をかけて外構工事をすればするほど、
そのメンテナンスに手間もかかることになるかも
しれませんからね。

いかがですか?

分かりやすく説明させていただくために、
だいぶ極端な例にしてしまいましたが
要は、土地は
目に見えている費用だけで考えるのではなく、
目に見えない費用にも目を向けることが大切ということなんですよね。

目に見えない費用についての記事はこちら
詳しくはこちら

土地選びって奥が深い。
家と同じように土地だって、
一生のうちにそう何度もする買い物ではありませんよね。

経験がないのに失敗はできない。
そんな買い物だからこそ、お伝えしたいお話です。


最後までお読みいただきありがとうございました!


コストを下げつつ保険を充実させる方法

Other O 2-2.jpg

地球温暖化の影響によって
昨今、自然災害による被害が日本各地で増えています。

そして、それに伴って
今後もますます火災保険料は
値上がりしていくのではないでしょうか?

おはようございます。
小笠原です。

さて、今回は
家を建てると必ず加入しなければいけない
火災保険についてお伝えしていきます。

これからの家づくりでは、保証も充実させつつも
保険料を抑える工夫が、欠かせないポイントになるので
ぜひ参考にしてもらえたらと思います。

T構造vsH構造

建物の構造は大きく分けると
耐火(T)構造と非耐火(H)構造の2つになるのですが、
どちらの構造になるかによって
火災保険料は大きく異なります。

イメージ的には、
非耐火構造を100とすると、耐火構造は40という感じです。

つまり、火災に強い耐火構造の家は
非耐火構造の家の60%オフってことですね。

それゆえ、火災保険料抑えるためには
絶対に耐火構造にすべきなのですが、
基本的に非耐火構造である木造住宅を耐火にするには、
「省令準耐火構造」という仕様にしなければいけません。

ちなみに弊社の建てる家は
「省令準耐火構造」を標準としています。

また、火災保険料は補償の範囲によっても
差異が生じます。
水災まで網羅するか否か、
建物だけではなく家財まで網羅するか否か、
といったところですね。

もちろん、近年の状況を踏まえると
たとえ水災の心配がない地域でも、水災補償を外すことは
できないし、それと同時に家財まで補償の範囲を広げておいた方が
いいような気もするので、
そうなれば、なおのこと火災保険の負担を減らすためにも、
耐火構造にしておくことが必要不可欠なのではないでしょうか?

地震保険料にも影響する

日本に住むうえで
いつ起こってもおかしくない地震に関しても、
保険をかけておきたいという方も多いと思いますが、
この地震保険に関しても
耐火と非耐火とでは、火災保険同様に価格に大きな開きがあります。

それゆえ、絶対に耐火構造にすべきだし、
地震保険も火災保険同様に建物本体だけではなく、
家財まで入ることができるので
耐火にすることで、大きな負担にならないのであれば
そこまで網羅しておいてもいいかもしれません。
(建物より家財の方が、保険がおりやすいと言われているからです)

この他、地震保険に関しては、
耐震等級によっても割引率が違ってくるので、
その点も考慮すれば保険料を
抑えることができます。

これらのことを考えると、損害保険は
できるだけ充実させておいた方がいいのですが、
とはいえ、そうすることによって予算を圧迫し、
保険貧乏になってしまっては元も子もありません。

ですから、保険料が安くなる工夫をしつつ、
家計の負担にならないように
今後に備えていっていただければと思います。

保険も一生必要なランニングコストだし、
あくまで日々の暮らしと気持ちに
ゆとりがあることが前提です。

保険についてご不明点等ございまいたら
お気軽にご相談ください!!

最後にセールストークをもう一度。。。
弊社が建てる家は「省令準耐火構造」を標準としています!

住宅ローンの経費について

Other B 2-3.jpg

住宅ローンには
変動金利固定金利がありますが、
いずれを選ぶのかによって
最初にかかる手数料が大きく異なります。

また、固定金利の中には
住宅金融支援機構のフラット35という商品があるのですが、
この商品と銀行の固定金利商品とでは
経費の見方が異なるので、その点にも注意しながら
資金計画をしないといけません。

おはようございます。
竹上です。

さて、今回は
変動金利と固定金利では異なる
住宅ローン経費についてお伝えしていきたいと思います。

変動金利を選ぶ場合最初にかかる手数料は
保証会社に支払う事務手数料とローン契約書(金銭消費貸借契約書)に
貼る収入印紙代だけです。
(保証料という経費も掛かるのですが、
基本、この費用は金利に上乗せとなります。)

つまり、具体的には税別で3~5万円ぐらいの
保証会社事務手数料と、2万円の収入印紙代が
かかるという感じですね 



固定金利の場合保証会社事務手数料と収入印紙代に加えて

税別で借り入れ金額の2%の

融資手数料がかかるようになります。

(銀行によって多少の差異はあります)



つまり、固定金利を選ぶ場合は

変動金利よりも余分に経費が掛かるので、

その分土地や家にかける予算を減らすか、

あるいは家づくりの総予算を増やすかのいずれを

選択しなければいけないというわけですね 

銀行で住宅ローンを借りる場合は、最初に融資を
実行した時から、利息の支払いが発生するので、
家が完成するまでは、家賃の支払いと利息の支払いが重なる
ということも理解しておいてください。

フラット35では、ここからはフラット35で必要となる経費について
お伝えしていきます。

まずフラット35の場合
融資手数料とローンの契約書に貼る収入印紙代は
必要となりますが、
保証会社にまつわる経費が一切かかりません。
つまり、保証会社事務手数料も必要なければ、
金利に上乗せとなる保証料も
必要ないということですね。

ただ、フラット35の場合
これらとは別に【つなぎ融資の手数料】と【つなぎ融資の金利】という
経費がかかることになります。

というのも、フラット35の場合
住宅金融支援機構から、融資が実行されるのが、
家が完成してからとなるため、
それまでに必要となる費用は(土地代、着工金、中間金です)
窓口となる金融機関が、立替融資するようになっているからです。

この結果、フラット35の場合は銀行で借りた時のように
家賃を支払いながら、利息を支払う必要はなくなるのですが、
つなぎ融資の手数料と金利の合計額を、フラット35の融資実行時に
(家が完成したとき)
まとめて差し引かれるようになるので、
予算計上しておく必要があるんですよね。

そこそこの費用が必要となるので、
(25万円~35万円くらい)
資金計画の時にこの経費を計上し忘れていると、
後から予算が狂って、大変なことになってしまいますからね。

なので、フラット35を選ぶ場合は
この経緯費を忘れず、予算計上していただければと思います。  
 

そして、家づくりの経費は1つ1つの項目が、
それなりに大きな金額となるので、
見落とさないように、最新の注意を払いながら
資金計画をしてください。


最後までお読みいただきありがとうございました!

(追伸)
フラット35を選ぶ場合は、融資手数料と金利が
金融機関によって結構違うので、
この2つを比較しながら選ぶようにするのがポイントです!!

家づくりのよくある失敗について

家は一生に一回しか建てないものだし、
年齢や状況に応じて住み方も変化するので、
どれだけ熟考して建てたとしても、
何かしら後から「こうしておけばよかった」といった
後悔が出てくるものです。

しかし、そんな中でも
私が絶対にあってはいけないと思うことが、
金銭的なミスです。

多くの方が「家」の購入が家計の中でも
最も長期的で、最も大きな固定費となるのではないでしょうか?

そこを、ミスしてしまうと喰らうダメージは大です。

貯蓄や投資ができない、
子どもの進学の選択肢を狭めてしまう・・・

さらに
家を手放さなければいけなかったり、

実は家を建てたのに、ローンが支払えず
家を手放すことになってしまうケースは少なくないのです。

T-1様邸 2-5.jpg

おはようございます。
松岡です。


さて、今回もちょっとドキっとするお話・・・
すみません。。
嫌なお話ですね。
でも、失策しないようにお伝えしていきます。

大丈夫です。
金銭的なミスはあってはいけないですが、
ちゃんと防ぐことはできる問題です。

まず、そういった状況を引き起こす一番の原因は
何なのでしょうか?


それは・・・

「真っ先に土地を探してしまうこと」

え?と思いましたか?
土地が無いと家が建てられないじゃん!
と思いますよね?


土地に使って良い予算を出す前に
土地を探してしまう

これが失敗のもとです。
これをやってしまうと、ほぼ確実に
土地に余計に予算をつぎ込むことになってしまいます。

例えば、無理なく毎月支払っていけそうな金額が7万円
だとしたら、
35年でローンを組んだ場合
借りられる金額は2500万円になります。

そして、これに自己資金を足した額が
家づくりの総予算になるので、
仮に自己資金が500万円あったとしたら、
総予算は3000万円ってことになりますよね?

でも、じゃあ3000万円を
丸々土地につぎ込めるかというと
そんなことはなく、家を持つためにはいろんな経費がかかってくるので
ここからこれらを差し引くと、
大体2750万円ぐらいが土地、家、庭にかけられる
予算ということになるんですよね。

で、ここで家と庭に2000万円くらいは
かかりそうだなあと仮定すると、
土地にかけられる予算は
750万円ということになるのですが
実は、土地を買う場合
さらにいろんな経費が掛かってくるので、
この場合土地にかけられる実質予算は、
650万円~700万円ということになります。

つまり、ほんとは
650万円~700万円くらいで土地を探さなければいけない
ということですね。

なのに、そんなことも分からないまま
土地を探してしまうと、
とんでもない金額の土地を買ってきてしまいます。

仮に土地代だけでも1200万円もする土地を
買ってきてしまったら
一体どうなるのでしょうか?

この場合、600万円くらい家づくりの予算が
上がってしまいますよね?
となると、ざっと毎月2万円ほど返済金額が
上がってしまいます。


毎月2万円・・・
何から捻出しますか?
旅行?
外食?
美容代?
子どものための資金?
せっかく家を持てたのに、新生活のスタートと共に
不安を抱える暮らしもスタートです。

なので、家を建てようと思った時
いきなり土地から探し始めないように気を付けてくださいね。
まずは資金計画から始める。
これを肝に銘じておいてください!

今回もご覧いただきありがとうございました!


(追伸)
でも、資金計画のやり方を間違えちゃうと
結局一緒なので、
この点にも注意してくださいね!!
予算を増やそうとする資金計画には要注意です!


目に見えるお金と見えないお金

おはようございます。
小笠原です。

前回で、分譲地とそうじゃない土地の違いに触れました。
今回は、土地の費用以外に
もしかしたら想定していなかった費用が、
かかってくるかもしれない!!
という「見えないお金」についてお伝えします。

少しドキっとしてしまうお話ですが、最後まで
読んでいただけると幸いです。

Other O 2-1.jpg

皆様は、どのように土地探しを始めますか?

・南側道路

・立地

・周辺環境

などなどありますよね?!

ですが、全ての条件に合う土地ってなかなかないものです。

そうやって、やっとこさ見つけた土地で、いざ「新築を建てよう!」という時に
アレにも、コレにも想定していなかった費用がかかるとなっては
もうイヤになってきてしまいます。


想い描いていた新築はその「見えないお金」のせいで、妥協していく事から
スタートしなくてはいけないことも・・・

では、「見えないお金」とは・・・??

・解体費用

古い家が建っていて、解体の費用が買い主負担だったり。
家が建ってるんだから水道は引き込まなくて良いとは限らず、水道費用もかかってくることも・・・

・隣地との境界がない、または構造が弱い
購入後に境界のことで、揉めないためにも、新設をおすすめします

・農地の場合
農地に家を建てる場合、土地を造成しないといけないのですが、
この場合、以下の費用が必要となります。


1.境界擁壁工事

2.土の入れ替え工事

3.土の入れ替えに伴う残土処分

4.水道引き込み工事

5.水道加入金

6.排水負担金

7.農地転用申請 (必要な場合は、農振除外申請)

まず境界擁壁工事ですが、

この費用は擁壁をどれくらいの長さにするのかと、
どれくらいの高さにするのかによって違ってきます。
つまり、土地が広くなればなるほど
擁壁が長くなり価格は高くなるし、
地面が道路より高くなればなるほど
擁壁に高さが必要となり価格は高くなる、
ということですよね。


続いて、土の入れ替え工事ですが、
この費用も、擁壁同様土地が広くなればなるほど高くなるし、
地面が高くなればなるほど高くなります。
土地の面積が増えれば、スキ取って処分しなければいけない
土の量が増えるし、
そうなれば残土処分量も増えるからです。

そして、この残土処理費用が、
けっこうバカにならなかったりします。


また、地面が高くなれば、
その分スキ取った土の上に足す土の量も
増えてしまいますよね。

水道の引き込みに関しては、
土地が接する道路に水道本管がある場合は、
引き込み工事と加入金を合わせても
50万もあればできるのですが、
農地の場合、近くに家が無かったりすると、
そもそも全面道路に水道本管が無いことがあり、
そうなれば遠くから水道を引っ張ってこないといけなくなり、
途方もない費用が必要となるかもしれません。

なので、そもそも水道本管が
全面道路に通っているかどうかを
事前に調べておく必要があるし、
同時に排水先があるかも調べておく
必要があります。


土地の価格は安価ですが、
こういった費用をふまえ、
本当に購入できる土地なのか
じっくり考えたいポイントです。


このように土地は
目に見える土地代という金額だけじゃなく、
目に見えないこういった工事費用がたくさんあります。

そして、それらに思っている以上に
費用がかかってしまい、
家の予算を圧迫してしまうこともあれば、
家づくりの予算が膨らんでしまい、
ローンにしわ寄せがきてしまうことも
決して少なくありません。

ですから、土地を選ぶ際には
目に見えない費用のことまで、
不動産屋さんや建築屋さんに確認することを忘れないようにしていただけたらと思います。

かつ、土地を広くしすぎないように
気を付けていただければと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました!

新築の木の家を検討している方必見!木の家の特徴や知るべきことを解説!

木材は、昔から日本で家づくりに取り入れられてきた自然素材です。
五感に働きかけるこの自然素材は、リラックス効果がありストレスを緩和してくれます。
ストレスが多い現代社会だからこそ木材を家づくりに取り入れたいですよね。
今回は、そのような魅力で溢れた木の家について紹介します。

_DSC0514.jpg

□木の家のメリット・デメリット

*木の家の3つのメリット

1つ目は、断熱性が高く、吸湿性と放出性が優れていることです。
コンクリートや鉄と比べて木材は断熱性に優れている素材であり、調湿効果が高いことから室内の湿度と温度が一定に保てます。
したがって、冬は暖かく夏は涼しく快適な室内空間を作れます。

2つ目は、吸音性が高く、衝撃吸収性が優れていることです。
吸音性が高いことから、生活音を吸収して反響を抑えてくれるので家の中を雑音が少ない静かな空間にしてくれます。
また、天然の木材は衝撃を吸収する特徴があり、足を疲れにくくしてくれます。
衝撃を吸収してくれるので、お子さんがいる家庭でも安心して取り入れられますね。

3つ目は、前述したようにリラックス効果があることです。
無垢材は、なめらかな木の質感に触れ、香りを楽しむ素材ならではのリラックス効果を実感できます。

*木の家3つのデメリット

1つ目は、カビやシロアリの被害にあいやすいことです。
天然の木材は加工された素材と比べると、一定の湿度と温度に保たれるのでシロアリが繁殖しやすく、ネズミや昆虫など他の生き物にも荒らされてしまうリスクがあります。
こうした被害を未然に防ぐためにも、定期的な点検やメンテナンス、薬の散布が大切です。

2つ目は、品質が左右されやすいことです。
木材住宅というのは、本来鉄筋住宅に負けないくらい耐震性や耐久性に優れています。
しかし、それは確かな技術とノウハウがある施工会社に家づくりを依頼したときの話です。
したがって、当社のような質が高い家づくりができる施工会社を選ぶことが大切です。

3つ目は、湿気で歪んでしまうことです。

前述したように、木材は調湿性に優れている自然素材であり、吸湿・放出をする過程で木材は、膨張・縮小をします。
この動きを重ねると木材は、変形し歪みます。
この性質も計算し建築しなければ、最悪木材にヒビが入ってしまいます。
それを防ぐためにも、木材の性質や建材としての扱い方を理解している職人の存在が、木材住宅を建築する上での鍵をにぎります。

_DSC0542.jpg

□木の家を建てる前に知っておきたいこと

*木は動く

木材は、前述したように湿度を一定に保つ過程で動き変形します。
その動きによって木材にヒビが入ったり、ささくれができたり、床鳴りが起きるなどのトラブルが起きる可能性があります。
このようなトラブルは、建築してすぐに現れるものではなく、長年使い続けることで少しずつ現れます。
このようなトラブルが起きるから木材が悪い、というわけではなく、二つに割れるのを防ぐためにヒビが入り力を逃してくれるので必要なことです。

しかし、フローリングの床鳴りは、木材の変形によって起きるトラブルの一つです。
この場合は、木材に詳しい職人に調整してもらうましょう。
家を長持ちさせるためにも、定期的なメンテナンスを行うことが大切です。

*木の特徴に合わせて適材適所使うことが大切

木材住宅を設計するとき、「全て無垢材のため問題ない」というわけではありません。
シロアリに強い無垢材もあれば、肌触りのいい柔らかい無垢材もあります。
このような木の特徴を把握し、それぞれの素材が適している箇所に使用することが大切です。

*通気性を確保しましょう

木材は湿気に弱く、高温多湿な気候が特徴である日本で木材住宅を設計する時には、通気性を確保することが重要です。
外壁の内側に通気口を作ることで、通気性を確保し結露の発生を防ぎます。

□おしゃれな木の家を仕上げるためのポイント

おしゃれな木の家に仕上げるためには、設計から室内のインテリア、素材にこだわり選ぶことが大切です。
木材は、種類はもちろん塗装の仕上げ方によっても最終的な質感や見た目が変わります。
お気に入りが見つかるまでとことん探しましょう。

カタログなどで気になった素材は、実物を自分の目で確かめることがおすすめです。
気に入った木材にインテリアや小物を合わせてみることや、キッチンやサッシなどの設備品とのバランスを考慮し調整することのよって統一感がでて、さらにおしゃれな木の家になります。
設計からこだわるのも一つのポイントです。
構造をむき出しにすることで、木の家特有の力強さであったり、吹き抜けを作ることで、開放感に溢れた広々とした空間を演出できます。

□まとめ

今回は、木の家のメリットやデメリット、特徴やおしゃれな木の家を作るためのポイントを紹介しました。
当社は、住む人に安らぎを与える家づくりを心がけています。
長野県松本市、安曇野市、塩尻市周辺で木の家について興味があれば、ぜひお気軽にご相談ください。

見るべき土地のポイント(お金編)

こんにちは。竹上です!

同じ地域でも、
不動産屋さんが新たに造成した分譲地と、
そうじゃない土地では、
幾分価格に開きがあります。

もちろん、新規分譲地の方が、
割高に価格が設定されているわけですが、
その理由は、家を建てるにあたって
必要なものが全て整っているからです。

san-francisco-210230_640.jpg

例えば新規分譲地の場合、
敷地が接する前面道路は
市の認定となっているのが当たり前ですが、
そうじゃない土地の場合、
前面道路が常に市の認定道路になっている
とは限りません。

また、新規分譲地の場合、
隣との境界が明確になっているのが当たり前ですが、
そうじゃない土地の場合、
境界が不明確なこともあれば、
境界そのものが存在してないこともあるし、
仮に境界壁があったとしても、
構造が悪い場合(傾いている場合)は、
一旦壊して新たにつくらないと
いけない場合もあります。

そして、境界の工事をするとなれば、
それなりに高額な費用が発生することになります。

さらに、新規分譲地の場合、
給排水のことを心配する必要も一切ありませんが、
そうじゃない土地の場合、
水道が敷地に引き込まれていないこともあれば、
仮に引き込まれていたとしても、
水道管の太さが現在の基準に
満ちてないこともあります。

そして、そうなれば前面道路から水道を
敷地に引き込む工事が必要になるため、
そのための工事費用が別途で発生することになります。

hard-hat-4274430_640.jpg

また、最悪なのは、
前面道路に水道管がない場合や、
あったとしても分岐してはいけない場合です。

この場合、遠くにある水道管から
水道を引っ張ってこないといけないのですが、
そうなれば桁違いの工事費用が必要になることがあり、
せっかく土地を安く買えたとしても、
かえって割高になってしまうことも
決して珍しいことではありません。

排水に関しても、
新規分譲地の場合は
何の心配もする必要がありませんが、
そうじゃない土地の場合、
購入前にチェックしておく必要があります。

というのも、排水先がなければ
そもそも家を建てることが出来ないし、
あったとしても、
水利組合が管理している水路に流すとなれば、
維持管理のための費用が発生するし、
また、道路をまたいで排水を流すとなれば、
工事費用が割り増しになったりするからです。

このように境界や給排水のことは、
新規分譲地の場合、
全く心配することはありませんが、
そうじゃない土地の場合は
整っていないこともあるので、
事前に調べておく必要があるし、
かつ、工事が発生するのであれば、
その概算金額も把握しておく必要があります。

assembly-3830652_640.jpg

ということで、土地を選ぶ際は、
ただ単に価格だけを見て判断するのではなく、
それに付随して発生しそうな工事と、
その金額も考慮しながら判断していただければと思います。

とはいえ、それでもこういった土地は、
新規分譲地よりも割安で手に入れやすいのは確かなので、
個人的にはオススメです!