置き家具のすすめ

個人的には収納の中は壁面を最大に活用して、
できるだけ棚を設置すべきだと思っているのですが、
一方でリビングやダイニングキッチンには、
備え付けのテーブルなどを
できるだけ設置してほしくないと思っています。

理由は3つ。
1つは棚やカウンターをつくることで、
空間に凹凸ができてしまい、
妙にごちゃごちゃした家になってしまうことです。

2つ目は、備え付けのものより
デザインが洗練されてる家具の方が
圧倒的にオシャレなことです。

そして、最後の3つ目が、
固定してしまうと気分転換に模様替えもできないし、
インテリアを変えることによる
空間のイメチェンもできないということです。

なので、個人的には
キッチン前にをつくる食卓代わりのカウンターや、
ダイニング近辺につくるスタディカウンターや、
リビングにつくる固定のテレビボードなどを
基本的には推奨していません。

固定してしまうと間違いなく
後から困ったことになってしまいます。
いらなくなったからと簡単に壊せるものでもなければ、
どうしても邪魔だからと壊すことになった場合、
それなりにコスト手間がかかるわけですからね。

お気に入りを買うことのすすめ

テレビがブラウン管から薄型になったように、
またパソコンがデスクトップからノートになり、
あるいはタブレットやスマホで代替されているように、
製品は刻一刻と進化していってるがゆえ、
いっときの流行に合わせてつくった固定の棚は、
時の経過とともに使う必要がなくなり、
ただの物置へと化してしまいます。

利用用途がなくなった後も、
ずっと存在し続けている以上、
物置として使うしかない、からです。

また、ダイニングやリビングなどにつくった棚は、
パッと物が置けてしまうので、
わざわざ収納の中に片付けに行くよりも便利ですよね。

その点、置き家具なら、
いらなくなれば移動させればいいし、
インテリアを変えることもできます。

確かに、気に入ったデザインのものを買おうと思うと、
値段が高く一瞬怯んでしまうかもしれません。
ですが、個人的にはその費用を惜しまず
自分たちが納得のいく気に入ったデザインのものを
買ってもらいたいと思っています。

理由は簡単です。
気に入ったもの、そして少しばかり値段が高いものは、
ずっと愛着を持って大事に扱いたいと思う可能性が高いからです。

なので、家を建てるときには
✓固定のカウンターは極力つけないこと
✓気に入った家具が買えるように、
家具の予算を十分にとっておくこと

この2つに気を付けていただければと思います。

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