バブル予算で考えていませんか?

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おはようございます。
竹上です。

さて、今回は
家づくりの方向性とお金(予算)の関係について
お伝えしていきたいと思います。
あくまで、私の個人的な意見ですが、
しばしお付き合いいただければと思います。


ご夫婦の職業や収入によるものの
家は奥様の収入をあてにするのではなく、
ご主人の収入で払える範囲内で建てるのがベストです。

また、その際でもボーナス払いは使わずに、
ベタローンで支払える範囲内の予算に抑えるべきです。

というのも、
今回のコロナウイルスのような
不測の事態が起こった時、パートやアルバイトで
働いている方は、真っ先に仕事を失う可能性が高く、
そうなれば奥様がパートだった場合その収入を
あてにしつつ家を建てている方は、窮地に追い込まれてしまうからです。

また、企業の業績が落ち込んだ場合、
確実にボーナスがカットされ、この場合も
一気に生活が苦しくなってしまうからです。

これは余談ですが、退職金なんてちょっと前に比べたら
100万円も少ないらしいです。 なんてことだっ( ゚Д゚)

では、一体どれくらいの予算で
家づくりをすればいいのか
という話になるのですが、私は返済金額の上限が、
毎月の手取り金額の30%だと考えています。

仮に手取りが25万円だとしたら、
返済額の上限が7.5万円だし、
手取り金額が20万円だとしたら、
返済の上限が6万円ということですね。

本音で言うと、これを超えるのは
まあまあ危険だと思っているので、
住宅会社選びの1つのポイントとしてみても、良いと思います。

それはさておき、
では、これくらいの返済金額で家を建てる場合、
一体どれくらいの予算になるのでしょうか?

まず、毎月の返済額が7.5万円だとしたら、
銀行から借り入れできる金額は、
35年ローンで大体2650万円で、
30年ローンで大体2300万円です。

また、毎月の返済額が6万円だとしたら
銀行から借り入れできる金額は、
35年ローンで大体2100万円、
30年ローンで大体1850万円です。

そして、この金額にそれぞれ自己投資を足した金額が、
家づくりにかけるべき予算であるということに
なるのですが、そう考えると
現実はなかなか厳しいものですよね?

文章の一部に自己投資金の有無で方向性は変わる


ぶっちゃけ家づくりは、自己投資の有無とその度合いによって、
方向性がものすごく変わってきます。

例えば、銀行から2650万円借入しても問題はなくて、
かつ、自己資金が500万円~1000万円ほどある方なら、
それなりに立地にこだわって土地を買って家を建てることが
できますが、
銀行から借り入れしていい金額が2100万円で、
かつ、自己資金がゼロである場合の方の場合、土地を買って
家を建てるのは現実的ではなくなってしまいます。

それゆえ、まずは資金計画によって
どうするべきかの方向性を、
よく考えることが大事だし、
可能であれば、後者の場合土地を買わないという選択肢が
最も望ましいことは言うまでもありません。

とはいえ、土地がなければ
土地から買わざるを得ないのですが、
この場合土地にかける予算と、家にかける予算の
両方をかなりシビアに考えなければいけません。

つまり、住む場所や土地の広さ、
そして家の広さなどが限定されてくるというわけですね。

ちょっと極端な例を出してしまいましたが、
私はほとんどの方が、
どちらかというと前者というよりは、
後者に近いんじゃないかなと思うので、
これから家を建てようとお考えの方は、将来かなりシビアに見積もりつつ
家づくりをしていただければと思います。

そして、土地にかける予算や家にかける予算を、
市場のアタリマエに左右されることなく
自分の予算に照らし合わせつつ真剣に考えるようにしてください。

建てた後に予算の失敗に気付いても、
100%取返しがつかないのが家づくりの1番怖いところですから・・・

見落としがちな隠れ費用

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A:坪単価15万円の60坪の土地

B:坪単価5万円だけど120坪ある土地

どちらも立地的に申し分ない場合
あなたはどちらを選びますか?

おはようございます。
松岡です。

そりゃBでしょ!!
と思いましたか?
建築をやる前の私は多分迷わずBを選んでいます。


さて、今回は
土地の隠れた経費についてお伝えします。

土地の隠れた経費は
家の予算を大きく狂わせるし、
その後の暮らしにも響いてくる可能性もあるので
ぜひ覚えておいてください。

この場合、Aなら土地代に900万円
Bなら土地代に600万円
ということになるのですが、
土地は土地代だけで買えるものではなく、
土地ごとに完成度にムラがあり、その穴を埋めるために
その土地に応じて、様々な工事が必要となります。

「ムラ」とは・・・?
例えば、Aの土地は給排水のための費用や、
境界のための費用が発生しないのに対し、
Bの土地は給排水のための費用も、
境界のための費用も発生するとしたら
状況は変わってきますよね?

仮に、水道を敷地に引き込むために
約50万円別途で必要となり、境界をつくるために
約100万円別途で必要となるとしたら、
600万円の土地代に150万円が上乗せになってしまうことになります。

また、60坪の土地に家を建てる場合、
外構工事は90万円もあればできますが、
120坪となると土地の余白が60坪も増えるため、
その分工事費用がかさみ、さらに150万円くらい外構工事費用が
高くなってしまうかもしれません。

計算してみると・・・
A:900万円+90万円=990万円

B:600万円+50万円+100万円+240万円=990万円

安いBの土地でも、高かったAの土地でもトントンです。

ランニングコストと維持管理にも目を向ける

そして、もう一歩踏み込んで考えていただきたいのが、
ずっと維持していくためのコストです。

まず、土地を持つと必要となるのが固定資産税ですが、
固定資産税は200㎡(約60坪)までと、
それ以上とでは税金が違ってきます。

200㎡までは、土地の評価が6分の1になるのに対し、
それを超えると3分の1になってしまうからです。

倍も違ってくるんですね!!

そしてこの結果、一生多くの税金を払っていかざるを得なく
なってしまいます。

仮に毎年20,000円固定資産税が高くなってしまうとして、
今後60年生きるとしたら
合計120万円高くなるということですね。

120万円かあ~
私なら海外旅行に投資に、子供たちのために・・・
と考えちゃいます。

また、土地を広く買ってしまうと、
その分土地の維持管理にも手間がかかることになります。

除草が大変なことはもちろんのこと、
お金をかけて外構工事をすればするほど、
そのメンテナンスに手間もかかることになるかも
しれませんからね。

いかがですか?

分かりやすく説明させていただくために、
だいぶ極端な例にしてしまいましたが
要は、土地は
目に見えている費用だけで考えるのではなく、
目に見えない費用にも目を向けることが大切ということなんですよね。

目に見えない費用についての記事はこちら
詳しくはこちら

土地選びって奥が深い。
家と同じように土地だって、
一生のうちにそう何度もする買い物ではありませんよね。

経験がないのに失敗はできない。
そんな買い物だからこそ、お伝えしたいお話です。


最後までお読みいただきありがとうございました!


コストを下げつつ保険を充実させる方法

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地球温暖化の影響によって
昨今、自然災害による被害が日本各地で増えています。

そして、それに伴って
今後もますます火災保険料は
値上がりしていくのではないでしょうか?

おはようございます。
小笠原です。

さて、今回は
家を建てると必ず加入しなければいけない
火災保険についてお伝えしていきます。

これからの家づくりでは、保証も充実させつつも
保険料を抑える工夫が、欠かせないポイントになるので
ぜひ参考にしてもらえたらと思います。

T構造vsH構造

建物の構造は大きく分けると
耐火(T)構造と非耐火(H)構造の2つになるのですが、
どちらの構造になるかによって
火災保険料は大きく異なります。

イメージ的には、
非耐火構造を100とすると、耐火構造は40という感じです。

つまり、火災に強い耐火構造の家は
非耐火構造の家の60%オフってことですね。

それゆえ、火災保険料抑えるためには
絶対に耐火構造にすべきなのですが、
基本的に非耐火構造である木造住宅を耐火にするには、
「省令準耐火構造」という仕様にしなければいけません。

ちなみに弊社の建てる家は
「省令準耐火構造」を標準としています。

また、火災保険料は補償の範囲によっても
差異が生じます。
水災まで網羅するか否か、
建物だけではなく家財まで網羅するか否か、
といったところですね。

もちろん、近年の状況を踏まえると
たとえ水災の心配がない地域でも、水災補償を外すことは
できないし、それと同時に家財まで補償の範囲を広げておいた方が
いいような気もするので、
そうなれば、なおのこと火災保険の負担を減らすためにも、
耐火構造にしておくことが必要不可欠なのではないでしょうか?

地震保険料にも影響する

日本に住むうえで
いつ起こってもおかしくない地震に関しても、
保険をかけておきたいという方も多いと思いますが、
この地震保険に関しても
耐火と非耐火とでは、火災保険同様に価格に大きな開きがあります。

それゆえ、絶対に耐火構造にすべきだし、
地震保険も火災保険同様に建物本体だけではなく、
家財まで入ることができるので
耐火にすることで、大きな負担にならないのであれば
そこまで網羅しておいてもいいかもしれません。
(建物より家財の方が、保険がおりやすいと言われているからです)

この他、地震保険に関しては、
耐震等級によっても割引率が違ってくるので、
その点も考慮すれば保険料を
抑えることができます。

これらのことを考えると、損害保険は
できるだけ充実させておいた方がいいのですが、
とはいえ、そうすることによって予算を圧迫し、
保険貧乏になってしまっては元も子もありません。

ですから、保険料が安くなる工夫をしつつ、
家計の負担にならないように
今後に備えていっていただければと思います。

保険も一生必要なランニングコストだし、
あくまで日々の暮らしと気持ちに
ゆとりがあることが前提です。

保険についてご不明点等ございまいたら
お気軽にご相談ください!!

最後にセールストークをもう一度。。。
弊社が建てる家は「省令準耐火構造」を標準としています!