年収600万円で組める住宅ローンの金額や借入額を決める時のポイントを解説!

「年収600万円の場合、どれくらいの額の住宅ローンを組めるのか知りたい。」
住宅を建てる時にはどうしても住宅ローンが気になりますよね。
この記事では世帯年収600万円で組む住宅ローンの金額と頭金や住宅ローンの借入額を増やす方法、借入額を決める時のポイントについて詳しく解説します。
ぜひ参考にしてください。

住宅ローン

□世帯年収600万円で組む住宅ローンの金額と頭金とは

年収600万円の手取りは、およそ440から460万円程度です。
どれくらいの住宅ローンが組めるのでしょうか。
住宅ローンが借りられる金額の目安に、返済負担率があります。
返済負担率とは、月々の収入に対してどれくらいの返済額なら返していけるのかという目安のことをいい、住宅ローンを検討する上でとても大切な基準となります。

返済負担率は、年収によって異なります。
基準としては、世帯年収400万円以上の返済負担率は35パーセント以下です。
従って、世帯年収600万円のケースだと、返済負担率の上限は35パーセントであり、年間210万円となります。

1月あたりはおよそ17.5万円です。
世帯年収600万円の月収はおよそ38万円のため、この中の17.5万円をローンの返済に使用することはとても難しいですよね。
充実した生活ができない可能性があるため、返済負担額の上限でローンを組むことはおすすめできません。

実際の返済負担額の平均は21.8パーセントです。
この割合から毎月支払う金額を算出すると、10.8万円になります。

また、住宅ローンの貸出期間の平均は、26.7年です。
以上より、住宅ローンを借りる場合は、借りられる金額ではなく、ある程度余裕を持って返済できる金額を目安にしましょう。
家庭によって生活費や娯楽費にかかる費用は異なるため、毎月の支出を計算した上で無理なく返済できる額を算出することをおすすめします。

また、頭金の平均値については、自己資金のおよそ10から20パーセントと言われています。
借入額から計算すると、頭金は少なくとも286.5万円を用意しておきましょう。

ローン

□住宅ローンの借入額を増やす方法とは

1つ目の方法は、収入合算です。
収入合算ローンとは、住宅ローンを支払うのは1人の設定となりますが、住宅ローンを審査する時は2人分の収入を合算して審査する住宅ローンです。
単独で組むよりも借入額を増やせます。

この方法のメリットは、主債務者は1人のため、主債務者に万が一のことがあった場合、全額債務免除となることです。
ただし、連帯保証者に万が一のことがあっても全く免除にはなりません。
デメリットとしては、住宅ローン控除や住まい給付金の対象には主債務者のみ、団体信用生命保険には主債務者しか加入できないことが挙げられます。

2つ目の方法は、ペアローンです。
この方法は、1つの物件に対して2人がそれぞれ住宅ローンを組むことを意味します。
2人ともが債務者になり、お互いの連帯保証人となります。

メリットは、団体信用生命保険に2人とも加入できることや、2人とも住宅ローン控除や住まい給付金の対象となることです。
デメリットは、事務手数料や諸経費が2人分かかることや、どちらかに万が一のことが起こった場合は、1人分のローン返済のみが債務免除となることです。

また、この方法の特徴は、1つの物件に支払う2人の住宅ローンの割合が自由に設定できることです。
例えば、50パーセントずつ支払うことや70パーセントと30パーセントなど、お2人の状況に合わせられます。

□借入額を決める時のポイントとは

1つ目のポイントは、家賃と住宅ローンの返済額を同じものと捉えないことです。
賃貸の場合の家賃と住宅ローンの返済額は決して同じではありません。
具体的には、固定資産税やメンテナンス費などがかかります。
従って、賃貸で支払っていた額をそのまま住宅ローンの返済額にすることで充実した生活ができない可能性があります。

2つ目のポイントは、長期的なライフプランを考えることです。
住宅ローンは長期間にわたって返済が続きます。
そのため、今は問題ないと考えられる返済額であっても、将来の家族の生活スタイルによっては返済が困難になるケースがあります。

例えば、子供は何人授かるのか、自動車の購入、子供の学費など、お金がかかるポイントがたくさんあります。
従って、今後どのような時期にどれくらいのお金がかかりそうなのかを事前に考えておきましょう。
自分たちの生活は他人とは異なります。

従って、どれくらいお金がかかるのかは家族によって違うのです。
他人の住宅ローンの金額を参考にすることも大切ですが、自分たちで必要となるお金を入念に計算しましょう。

ライフプラン

□まとめ

今回は世帯年収600万円で組む住宅ローンの金額と頭金や住宅ローンの借入額を増やす方法、借入額を決める時のポイントについて詳しく解説しました。
住宅ローンの金額は、余裕を持って返済できる金額を考えて考えましょう。
松本市、安曇野市、塩尻市周辺で注文住宅をお考えの方はぜひ当社をご検討ください。

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