家づくりのよくある失敗について

家は一生に一回しか建てないものだし、
年齢や状況に応じて住み方も変化するので、
どれだけ熟考して建てたとしても、
何かしら後から「こうしておけばよかった」といった
後悔が出てくるものです。

しかし、そんな中でも
私が絶対にあってはいけないと思うことが、
金銭的なミスです。

多くの方が「家」の購入が家計の中でも
最も長期的で、最も大きな固定費となるのではないでしょうか?

そこを、ミスしてしまうと喰らうダメージは大です。

貯蓄や投資ができない、
子どもの進学の選択肢を狭めてしまう・・・

さらに
家を手放さなければいけなかったり、

実は家を建てたのに、ローンが支払えず
家を手放すことになってしまうケースは少なくないのです。

T-1様邸 2-5.jpg

おはようございます。
松岡です。


さて、今回もちょっとドキっとするお話・・・
すみません。。
嫌なお話ですね。
でも、失策しないようにお伝えしていきます。

大丈夫です。
金銭的なミスはあってはいけないですが、
ちゃんと防ぐことはできる問題です。

まず、そういった状況を引き起こす一番の原因は
何なのでしょうか?


それは・・・

「真っ先に土地を探してしまうこと」

え?と思いましたか?
土地が無いと家が建てられないじゃん!
と思いますよね?


土地に使って良い予算を出す前に
土地を探してしまう

これが失敗のもとです。
これをやってしまうと、ほぼ確実に
土地に余計に予算をつぎ込むことになってしまいます。

例えば、無理なく毎月支払っていけそうな金額が7万円
だとしたら、
35年でローンを組んだ場合
借りられる金額は2500万円になります。

そして、これに自己資金を足した額が
家づくりの総予算になるので、
仮に自己資金が500万円あったとしたら、
総予算は3000万円ってことになりますよね?

でも、じゃあ3000万円を
丸々土地につぎ込めるかというと
そんなことはなく、家を持つためにはいろんな経費がかかってくるので
ここからこれらを差し引くと、
大体2750万円ぐらいが土地、家、庭にかけられる
予算ということになるんですよね。

で、ここで家と庭に2000万円くらいは
かかりそうだなあと仮定すると、
土地にかけられる予算は
750万円ということになるのですが
実は、土地を買う場合
さらにいろんな経費が掛かってくるので、
この場合土地にかけられる実質予算は、
650万円~700万円ということになります。

つまり、ほんとは
650万円~700万円くらいで土地を探さなければいけない
ということですね。

なのに、そんなことも分からないまま
土地を探してしまうと、
とんでもない金額の土地を買ってきてしまいます。

仮に土地代だけでも1200万円もする土地を
買ってきてしまったら
一体どうなるのでしょうか?

この場合、600万円くらい家づくりの予算が
上がってしまいますよね?
となると、ざっと毎月2万円ほど返済金額が
上がってしまいます。


毎月2万円・・・
何から捻出しますか?
旅行?
外食?
美容代?
子どものための資金?
せっかく家を持てたのに、新生活のスタートと共に
不安を抱える暮らしもスタートです。

なので、家を建てようと思った時
いきなり土地から探し始めないように気を付けてくださいね。
まずは資金計画から始める。
これを肝に銘じておいてください!

今回もご覧いただきありがとうございました!


(追伸)
でも、資金計画のやり方を間違えちゃうと
結局一緒なので、
この点にも注意してくださいね!!
予算を増やそうとする資金計画には要注意です!


目に見えるお金と見えないお金

おはようございます。
小笠原です。

前回で、分譲地とそうじゃない土地の違いに触れました。
今回は、土地の費用以外に
もしかしたら想定していなかった費用が、
かかってくるかもしれない!!
という「見えないお金」についてお伝えします。

少しドキっとしてしまうお話ですが、最後まで
読んでいただけると幸いです。

Other O 2-1.jpg

皆様は、どのように土地探しを始めますか?

・南側道路

・立地

・周辺環境

などなどありますよね?!

ですが、全ての条件に合う土地ってなかなかないものです。

そうやって、やっとこさ見つけた土地で、いざ「新築を建てよう!」という時に
アレにも、コレにも想定していなかった費用がかかるとなっては
もうイヤになってきてしまいます。


想い描いていた新築はその「見えないお金」のせいで、妥協していく事から
スタートしなくてはいけないことも・・・

では、「見えないお金」とは・・・??

・解体費用

古い家が建っていて、解体の費用が買い主負担だったり。
家が建ってるんだから水道は引き込まなくて良いとは限らず、水道費用もかかってくることも・・・

・隣地との境界がない、または構造が弱い
購入後に境界のことで、揉めないためにも、新設をおすすめします

・農地の場合
農地に家を建てる場合、土地を造成しないといけないのですが、
この場合、以下の費用が必要となります。


1.境界擁壁工事

2.土の入れ替え工事

3.土の入れ替えに伴う残土処分

4.水道引き込み工事

5.水道加入金

6.排水負担金

7.農地転用申請 (必要な場合は、農振除外申請)

まず境界擁壁工事ですが、

この費用は擁壁をどれくらいの長さにするのかと、
どれくらいの高さにするのかによって違ってきます。
つまり、土地が広くなればなるほど
擁壁が長くなり価格は高くなるし、
地面が道路より高くなればなるほど
擁壁に高さが必要となり価格は高くなる、
ということですよね。


続いて、土の入れ替え工事ですが、
この費用も、擁壁同様土地が広くなればなるほど高くなるし、
地面が高くなればなるほど高くなります。
土地の面積が増えれば、スキ取って処分しなければいけない
土の量が増えるし、
そうなれば残土処分量も増えるからです。

そして、この残土処理費用が、
けっこうバカにならなかったりします。


また、地面が高くなれば、
その分スキ取った土の上に足す土の量も
増えてしまいますよね。

水道の引き込みに関しては、
土地が接する道路に水道本管がある場合は、
引き込み工事と加入金を合わせても
50万もあればできるのですが、
農地の場合、近くに家が無かったりすると、
そもそも全面道路に水道本管が無いことがあり、
そうなれば遠くから水道を引っ張ってこないといけなくなり、
途方もない費用が必要となるかもしれません。

なので、そもそも水道本管が
全面道路に通っているかどうかを
事前に調べておく必要があるし、
同時に排水先があるかも調べておく
必要があります。


土地の価格は安価ですが、
こういった費用をふまえ、
本当に購入できる土地なのか
じっくり考えたいポイントです。


このように土地は
目に見える土地代という金額だけじゃなく、
目に見えないこういった工事費用がたくさんあります。

そして、それらに思っている以上に
費用がかかってしまい、
家の予算を圧迫してしまうこともあれば、
家づくりの予算が膨らんでしまい、
ローンにしわ寄せがきてしまうことも
決して少なくありません。

ですから、土地を選ぶ際には
目に見えない費用のことまで、
不動産屋さんや建築屋さんに確認することを忘れないようにしていただけたらと思います。

かつ、土地を広くしすぎないように
気を付けていただければと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました!

新築の木の家を検討している方必見!木の家の特徴や知るべきことを解説!

木材は、昔から日本で家づくりに取り入れられてきた自然素材です。
五感に働きかけるこの自然素材は、リラックス効果がありストレスを緩和してくれます。
ストレスが多い現代社会だからこそ木材を家づくりに取り入れたいですよね。
今回は、そのような魅力で溢れた木の家について紹介します。

_DSC0514.jpg

□木の家のメリット・デメリット

*木の家の3つのメリット

1つ目は、断熱性が高く、吸湿性と放出性が優れていることです。
コンクリートや鉄と比べて木材は断熱性に優れている素材であり、調湿効果が高いことから室内の湿度と温度が一定に保てます。
したがって、冬は暖かく夏は涼しく快適な室内空間を作れます。

2つ目は、吸音性が高く、衝撃吸収性が優れていることです。
吸音性が高いことから、生活音を吸収して反響を抑えてくれるので家の中を雑音が少ない静かな空間にしてくれます。
また、天然の木材は衝撃を吸収する特徴があり、足を疲れにくくしてくれます。
衝撃を吸収してくれるので、お子さんがいる家庭でも安心して取り入れられますね。

3つ目は、前述したようにリラックス効果があることです。
無垢材は、なめらかな木の質感に触れ、香りを楽しむ素材ならではのリラックス効果を実感できます。

*木の家3つのデメリット

1つ目は、カビやシロアリの被害にあいやすいことです。
天然の木材は加工された素材と比べると、一定の湿度と温度に保たれるのでシロアリが繁殖しやすく、ネズミや昆虫など他の生き物にも荒らされてしまうリスクがあります。
こうした被害を未然に防ぐためにも、定期的な点検やメンテナンス、薬の散布が大切です。

2つ目は、品質が左右されやすいことです。
木材住宅というのは、本来鉄筋住宅に負けないくらい耐震性や耐久性に優れています。
しかし、それは確かな技術とノウハウがある施工会社に家づくりを依頼したときの話です。
したがって、当社のような質が高い家づくりができる施工会社を選ぶことが大切です。

3つ目は、湿気で歪んでしまうことです。

前述したように、木材は調湿性に優れている自然素材であり、吸湿・放出をする過程で木材は、膨張・縮小をします。
この動きを重ねると木材は、変形し歪みます。
この性質も計算し建築しなければ、最悪木材にヒビが入ってしまいます。
それを防ぐためにも、木材の性質や建材としての扱い方を理解している職人の存在が、木材住宅を建築する上での鍵をにぎります。

_DSC0542.jpg

□木の家を建てる前に知っておきたいこと

*木は動く

木材は、前述したように湿度を一定に保つ過程で動き変形します。
その動きによって木材にヒビが入ったり、ささくれができたり、床鳴りが起きるなどのトラブルが起きる可能性があります。
このようなトラブルは、建築してすぐに現れるものではなく、長年使い続けることで少しずつ現れます。
このようなトラブルが起きるから木材が悪い、というわけではなく、二つに割れるのを防ぐためにヒビが入り力を逃してくれるので必要なことです。

しかし、フローリングの床鳴りは、木材の変形によって起きるトラブルの一つです。
この場合は、木材に詳しい職人に調整してもらうましょう。
家を長持ちさせるためにも、定期的なメンテナンスを行うことが大切です。

*木の特徴に合わせて適材適所使うことが大切

木材住宅を設計するとき、「全て無垢材のため問題ない」というわけではありません。
シロアリに強い無垢材もあれば、肌触りのいい柔らかい無垢材もあります。
このような木の特徴を把握し、それぞれの素材が適している箇所に使用することが大切です。

*通気性を確保しましょう

木材は湿気に弱く、高温多湿な気候が特徴である日本で木材住宅を設計する時には、通気性を確保することが重要です。
外壁の内側に通気口を作ることで、通気性を確保し結露の発生を防ぎます。

□おしゃれな木の家を仕上げるためのポイント

おしゃれな木の家に仕上げるためには、設計から室内のインテリア、素材にこだわり選ぶことが大切です。
木材は、種類はもちろん塗装の仕上げ方によっても最終的な質感や見た目が変わります。
お気に入りが見つかるまでとことん探しましょう。

カタログなどで気になった素材は、実物を自分の目で確かめることがおすすめです。
気に入った木材にインテリアや小物を合わせてみることや、キッチンやサッシなどの設備品とのバランスを考慮し調整することのよって統一感がでて、さらにおしゃれな木の家になります。
設計からこだわるのも一つのポイントです。
構造をむき出しにすることで、木の家特有の力強さであったり、吹き抜けを作ることで、開放感に溢れた広々とした空間を演出できます。

□まとめ

今回は、木の家のメリットやデメリット、特徴やおしゃれな木の家を作るためのポイントを紹介しました。
当社は、住む人に安らぎを与える家づくりを心がけています。
長野県松本市、安曇野市、塩尻市周辺で木の家について興味があれば、ぜひお気軽にご相談ください。